「人間は間違ったり失敗するもの」その前提で社会制度を築いた方がいい

「絶対間違わないでください」

「絶対失敗しないでください」

こう言われてプレッシャーを感じない人、楽しく感じる人がいるだろうか。

まあ余程の特殊性癖を持っていない限り苦痛にしか感じないだろう。

もちろん「ここだけはどうしても間違ってはいけない」というポイントはあるだろう。でも仕事をやる上で常に意識するとなるとそれだけでプレッシャーだし、これで間違いをやらかした日にはいたたまれなくなる。

私はいわゆる「うっかりミス」をやってしまう事が多く、すぐに気付いて自分の尻ぬぐいはちゃんとやるがそんな時には

「間違いや失敗の、修正やリカバリーの方法を教えて欲しい」

と思わずにはいられない。

どれだけ気をつけようと、人間は間違いを犯したり失敗をしてしまう。

決して間違いを犯さぬようプログラミングされたロボットではないのだ。

なのに今の社会は我々人間に「間違わない、失敗しない」を強いるシステムになっている。

だから人は失敗や間違いを恐れ、まるで社会の歯車かのように自分の神経をすり減らしながら社会活動をしている。

義務教育を問題を起こすことなく終了し、高等教育機関もストレートで入り卒業したら就職していく。それが現代の学校教育の基本だ。

もちろん希望校に受からず滑り止めの学校へ入学したり浪人したりは多いかもしれない。

だから学校を不登校になったり中退したりすると「学校教育のレール」から外れる事になる。そこから再び上位の学校を目指したりすることは現状難しいこととされている。

子供だって間違いは起こすし失敗はする。

それが子供を大きく成長させることだってあるのに、今の学校制度では大きなマイナスにしかならないのが現状だ。

多分これが一番の問題だ。

本来なら思う存分失敗や間違いをしながら成長していくべきところを「失敗してはいけない」「間違ってはいけない」「レールから外れてはいけない」と意識してしまうのだ。

私もただでさえ失敗や間違いばかりしてしまう「ダメな子供」だったので、とにかく「学校のレール」から外れる事はしまいと必要以上に「正しくレールを歩くこと」ばかりを考えていた。

だから私の学歴は見た目は「きれい」ではあるが、そこで何を学んだか、素晴らしい思い出はあったか、青春を共に謳歌した仲間はいたか、と言われると何も答えられない。

それで見た目が「きれい」な学歴があって意味があるのだろうか。

今の学校制度や社会制度はきれいに舗装された道を人々が黙々と行進していて、ちょっとでもつまづいたり行進についていけなくなると容赦なく行進から外される感じなのかもしれない。

もちろん舗装された外の自然に惹かれて自分から飛び出したりする人も多い。舗装された道のない自然の中を歩くのは苦労するし虫にもさされるし（笑）歩くのだってひと苦労だろう。そんな様子を見て舗装された道にいる人から指を刺されてバカにされることだってあるかもしれない。

でも舗装された道にはないワクワク感がそこにはある。

ずっと「きれいな人生経歴・学歴」を「間違えない・失敗しない」ことで必死で固持してきた北村も、今はそのレールから外れてまさに「間違えだらけ・失敗だらけ」な道なき道を手探りで進んでいる。

また「間違うことなく進んで来た人達が歩ける道」に戻れるかどうかは分からない。

でも道なき道を進むのもまあ悪くはないし、大事なのはそれを「自分にとっての正しい道」にすることだと思っている。

失敗しないことや間違わないことというのは、「今までの人生の繰り返し」であり「新しい事にチャレンジしない」ことによって達成できるとも考えられる。

果たしてそんな事ばかりやってきて「面白い人生だった」と言えるだろうか。

「正しい人生」を歩むことよりももっと大事なことに気付く人が増えればいいと考えながら今日という一日を終えたと思います。

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ブーランジェリースドウの「おれのあんバター」

これを自作（あんこだけ）できる日が来るとは思わなかったなあ（笑）

本業はヒーラーです。
冒険に満ちた「本当の」人生への道先案内人。
トゥルーライフナビゲーター・MMS公認ヒーラー北村佳代

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