おうち魔女の「人生はアート」論

本業はヒーラーです。DNAアクティベーション等モダンミステリースクール(MMS)公認ヒーラーである北村佳代が、人生ふふっと楽しくなる言葉を綴ってます。宇宙や世界の真理を語ったり、パンについて語ることも。セッションメニュー詳細はHPで→http://kiitos.jimdo.com/

洪水のおかげで娘を母乳オンリーで育てられるようになった母がいるらしい

大雨の被害に見舞われた地域の方々が早く平穏な生活に戻れますようにお祈り申し上げます

大雨による河川の氾濫というのは、川がある地域であればどこでも起こりうるものなのだと知ったここ数日です。

 

実は私も、実家が大雨による洪水による床上浸水を体験したことがあります。

 

深夜にさしかかった頃、すげー雨降ってるねーと母と話しながらふと外を見たら、目の前の道路がいきなり泥水の川になってた時の驚きといったらなかったんですが、

人は人智を越える光景を目にすると逆に呆然とするしかないというか、目の前の光景を現実のものとして受け容れることが出来ないものです

 

ここで現実を受け容れすぐ行動出来るかどうかが、災害時の生死を分けるポイントなのかもしれません。

 

ふと玄関に行ってみると既に浸水し始めていて、そこでようやく「やばい!これは現実だ!!!」と我に返り1階のぬらしたくないモノを必死に2階に移動さ、どれだけ水が上がってくるのか不安を抱えながら2階でじっとしていました。

 

当時娘はまだ首も据わってない、「まだ神の御許におられます」という言葉がピッタリなピュアな赤ちゃん。そんな娘を連れてどう避難するか考えつつ一番心配だったのが、

 

まだ母乳とミルクしか飲めない娘にそれらをきちんと与えられるのか。

 

母乳育児の理想と現実に悩む新米母時代に洪水に遭遇

注)以下母乳に関する記述がある為「母乳」という言葉にナーバスになっている方はその点ご了承いただくか閲覧を控えていただきますようお願いいたします。

 

出産する前からミルク作るのめんどくさいし母乳は子供への最高のギフト」と考え母乳育児を頑張っていたんですが、充分な母乳を出ていないらしく体重が増えない。

 

「じゃあめんどくさいのガマンしてミルク作ればいいじゃん」って言いたくなる気持ちは分かりますが、ミルクを与えると結局そっちばかり飲んでしまうから結局母乳が出なくなると考えたからミルクを与えるのは最終手段にしたかったんです。

 

でも母乳育児を全力でサポートしてもらってた看護師さんにも「ミルクを足すしかないかも」言われるぐらいで、体重が増えないなら仕方ないか、と悩んでいた時洪水はやってきました。

 

災害が新米母にもたらしたキセキとは

 

ここで私は気付いたのです。

「たとえミルクを与えられなくとも、たとえ自分が食べれなくても、母乳があれば食料の心配することなくいつでも娘に与える事ができる」

 

だからミルク足せといった指示をスルーして母乳だけで育てる決意をしました。

 

だって避難しなきゃいけないって状況下で、まず母乳飲ませて体重が何グラム増えたかチェキしてミルク足してなんてめんどくさい事出来る訳ないじゃん(笑)

 

雨が降りしきる中そう決意したら、不思議と心が落ち着いたというか、腹が据わったのをよーく覚えてます。

 

結局一瞬だけ床上浸水したものの、すぐ水も引き大きな被害が出ることはありませんでした。ちなみに近所のおばさんは浸水している中ずっと寝ていて(深夜だったんで)朝目覚めるまで気付かなかったそうです。

 

それからはいちいちどれだけ母乳を飲んだかとか気にすることもやめ、母乳後の体重計チェックも「洪水後にんな事やってられないし」とやめてとにかく母乳を与え続けました。

 

そして洪水から一週間後、娘の体重をチェックしに母乳外来へ行ったらちゃーんと体重が増えてた!!!

 

洪水の後片付けに追われ忙しくしてたにも関わらず、体重が増えたということはちゃんと母乳が出てるってこと!やったね母乳が出るようになったよ-!

 

看護師さんからも「母乳だけで大丈夫」のお墨付きをいただき、その後娘が3歳になるまで楽しく母乳ライフを全うしたのでした。

 

災害が能力を引き出すきっかけになることも

もしかしたらあの洪水があったからこそ母乳が出るようになったのかなって振り返ることも多く、なければそのまま完全母乳育児を諦めてたでしょうね。

 

「火事場の馬鹿力」ということわざ表されるように、人は思いも寄らぬ状況下で思わぬ力を発揮する生き物であり、そして助け合いを通じ人が持つ「親切心」の素晴らしさに気付くものです。

 

だから有史以来、人智が及ばぬ自然による災害がずっと続いているのかもしれません。

 

とはいえ災害をスピリチュアル的観点で必要だった、なんて現実に被害に遭われた方を愚弄するかのような事を言う気はさらさらないないんですけどね。

(そんな事言ってる人はおしりペンペンです!)

 

ただ「洪水のお陰で母乳が出るようになった」という自分自身の体験だけは、紛れもない事実としてあります。

 

いずれにせよ洪水による被害を受けられた方に対しどんな手助けが出来るのか、考え実行することは素晴らしいことだし、そのような方々に心を寄せただ祈るだけでもいいと思います。

 

今日は爽やかな晴天。母乳を飲んですくすく育った娘の運動会。

母乳はもう飲まなくなったけど代わりに美味しいお弁当を作って運動会を楽しんでもらいます☆

 

…とここまで書いたら強い揺れがきた!!!どうぞ皆様お気を付けてくださいませ

 

 

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北村佳代

http://kiitos.jimdo.com/