「肩書き」を取り除いた「素の自分」で安心感があるのは最強
肩書きは「素の自分」の付属品なのだから
「YOU何者?」
「YOUの強みなに?」
と聞かれた時たいがいの人が書くのが「肩書き」です。
会社での役職だったり、取得している資格だったり、あるいは「父」「母」「夫」「妻」といった家族での役割も肩書きに含まれるかな。
そして、この「肩書き」を自分自身と思ってしまうことが大変多いのです。
でも本当の自分自身、「素の自分」とは「肩書きのない自分」になります。
「肩書きはNGね^^」
自分を知るためのワークやセルフブランディングにおいては
「自分の良いところを100書け」
「自分の強みをとにかく書け」
といったワークを行う事がありますが、たいがい言われるのが「肩書きNG」です。
ここで参加者の動きが大きく二分されます。
構わずもくもくと書き続ける人
急に固まって書くのが止まってしまう人
「肩書き」が自分であり強みだと思っている方はもちろん止まってしまいます。
そもそも肩書きというのは後天的に身に付けるものです。
そしてどの肩書きにも「この肩書きの人はこんな人ね」といったイメージや、「この資格の人なら信頼できるね」といった価値判断がつきまといます。
当然良いイメージや価値判断をつけられる肩書きを持っているといろいろ便利なので、どうしてもそれに頼ってしまいがちになります。
もちろん「知的なイメージの肩書きだけど、そんな堅苦しいのはイヤ」といった肩書きの枠に当てはまらない人もいます。彼等は肩書きよりも「自分の個性」を優先させています。
そして個性こそがまさに自分そのもの。
肩書きを全て失ってもずっとあり続ける「素の自分」なのです。
個性にこそ人は惹き付けられる
それこそ同じ「肩書き」を持つ人はたくさんいます。
最近のセルブランディングでは「個性的なオリジナルの肩書き」を作ることが推奨されていますが、それでも似たような肩書きになってしまい、全くオンリーワーンの肩書きを作る事はほぼ不可能と言えるでしょう。
そして、「肩書き」を用いた仕事をしていたとしても、その肩書きだけでクライアントを獲得することは難しい。何故なら同じ、もしくは似たような肩書きを持つ人はゴマンといるからだ。
でも「個性」はまさに世界に自分だけ、オンリーワーンのもの。
「しゃべりが上手い」「いつもニコニコしてる」「気配りがうまい」「突き抜けてる」etc…
多種多様の個性が絶妙に組み合わさって、自分だけの「個性」が創り上げられる。
そんな「個性」に人は惹き付けられるのだ、肩書きではなく。
肩書きは手放したり奪われたりするともある、所詮一時的なものに過ぎない。
個性こそが何があろうとずっと自分の中にあり続ける貴重な「財産」でもある。
お金とは違い消えていくことのない財産があるというのは、自分にとって何者にも変えられない安心感をもたらしてくれる。
それに財産って考えると、個性を大切にしようっていう気になる(笑)
周囲の状況がどうなろうとずっと自分の中の核として存在する「個性」。
そんな自分だけの素敵な「個性」を大切にはぐくんでいきましょうね☆
おまけ:
他人から押しつけられたり世間的にウケがいいからと、後から外付けした「個性」もあるけど、もちろんそれは「肩書き」と言ってもいいもの。個性もいろいろなので詳しくはまた書くことにしまーす!
STOVE・北村佳代